さ
最後の日
咲き乱れる紅
ささやかな甘い嘘
さざ波の哀歌
冷めない熱
褪めない夢をあげよう
覚めない夢を願うように、偽りの翼を放せない
さりげなく優しいあなた、ただそれは気付かれることなく
ささやかな願いすら叶わない。そんな世界で何を支えにして生きていけば良いの?
ざ
罪悪の証
し
死が優しく降ってくる
静寂をたゆたう心はきっかけを待っている
知り得なかった幸福
白い肢体
白の世界
親愛なるあなたへ
蜃気楼がみせた願望
侵食する感情
真珠の夢
深層に沈めた哀しみを、あなたは何度も掬い上げる
しゅ
祝福の花を降らそう宿命の二人
宿命の二人
じゅ
純粋すぎる故に、染まりやすく汚れにくい
しょ
少女は夜に抱かれて
じょ
情熱の向かう先
す
救いは必要ですか?
涼しげな横顔
涼やかな音に抱かれて
素敵な日々
砂浜に並んだ影
すべてあなたの望むとおりに
すべてを願い
澄みきった青空の下、僕はただ君の背を見送る
澄みきった空と海
澄んだ青空は高く
ず
ずっと一緒にいられると思っていた
せ
世界に1輪だけの花を手折りに来ました
世界にサヨナラ
世界にひとりぼっち
世界は君のもの
刹那の雨に抱かれて
そ
蒼穹に響く歌
蒼穹の果て
蒼天に雲はなく
蒼天の星
そう、何があろうとも彼女は微笑み続ける・・・
その口惜しさを夢に向かう力に変えて
その白に刻み付けろ
その涙は誰の為?
その花の色は、まだ誰も知らない
そばにいるよ
空の旋律
それでも僕等は生きている
それは諦めにも似て
それは花嵐のまぼろし
それは、誰にも気付かれずに生まれて消えた
それは夢にまで見た空
それは、緩やかに訪れる
そんなものは存在しないんだ・・・